Family Journeysいつか行きたい / 2026.06.30 配信
雨晴海岸から望む立山連峰
日本海をのぞむ立山の国 / Toyama

海ごしに、
3000mの山が立つ。

富山湾の向こうに立山連峰がそびえる、日本でも稀な景色。新幹線で東京から約2時間。渓谷のトロッコ、水辺の公園、世界遺産の合掌造り——子連れでもゆっくり回れる、夏のいい行き先です。

Best season
夏は渓谷が涼しい
Access
東京から新幹線 約2時間
Stay
2泊めやす
Story

富山のいちばんの贅沢は、海と山がいっぺんに目に入ること。富山湾の波打ちぎわに立つと、向こうに標高3000m級の立山連峰がずらりと並びます。海から山までがぐっと近いから、午前は渓谷で涼んで、午後は水辺で水遊び——なんていう一日が、ここでは普通に組めてしまいます。

夏の主役は、なんといっても黒部峡谷を走るトロッコ電車。深い谷あいを窓全開で進むと、川風がひんやり気持ちいい。街なかに戻れば、運河沿いの環水公園で夕涼み。海の幸は寿司に白えび、氷見うどん。派手さより、静かな満足感のある旅先です。「また来たいね」と、帰り道でつぶやきたくなります。

なぜ、この時期?(正直なところ)

富山の平地の夏は蒸し暑いのが本当のところ。でも、子連れにうれしい逃げ場が多いのが富山の強みです。黒部峡谷のトロッコ電車は4〜11月のみ運行で、夏は新緑と川風で渓谷がひんやり涼しい。室内の魚津水族館や、夕方に水辺がほてりをとってくれる環水公園もある。海の幸では白えびが初夏〜夏の旬。暑さを避けて「涼しい渓谷・水辺・室内」を軸に組めば、2歳連れでも無理なく楽しめます。日中の屋外は朝夕中心に、こまめな水分と日よけを。

富岩運河環水公園
過ごし方 A

富山まんなか満喫

運河の公園・動物園・美術館。移動少なめで2歳も安心

富山駅を拠点に、見どころを街なかでコンパクトに回るプラン。電車とバス、少しの車だけで完結するので、はじめての子連れ富山にいちばん向いています。午前にお出かけ、午後は公園やホテルでのんびり、というやさしいリズムが組めます。

こんな家族におすすめ:移動や乗り換えを最小にしたい/運転は控えめにしたい/公園・動物・水辺を“ちょっとずつ”楽しみたい。富山駅まわりに泊まれば、どこへ行くにもラクです。
エリア紹介|富山市中心部:北陸新幹線の富山駅を中心に、路面電車(市電)が街なかをぐるり。駅のすぐ北に運河沿いの環水公園、少し足をのばせば動物園や美術館。海の幸の寿司・白えび、富山ブラックラーメンなど、ごはんどころも駅周辺に集まっています。

Model planモデル行程(2泊・日付は自由に)

DAY 1 | 到着 → 環水公園で夕涼み
昼すぎ着東京 → 富山駅移動・約2時間

北陸新幹線「かがやき」で東京から約2時間。駅直結でホテルにチェックインできるので、子連れでも身軽です。荷物を置いたら、まずは駅から近い環水公園へ。

2歳メモ:新幹線は指定席を早めに確保。窓側だと景色で機嫌が保ちやすい。おやつと小さなおもちゃを多めに。
夕方富岩運河環水公園公園・水辺 公式 ↗ 地図 ↗
環水公園のスターバックス
「世界一美しい」とも言われる環水公園のスターバックス

富山駅から徒歩約10分。運河を中心にした広い水辺の公園で、芝生・遊歩道・噴水があり、ベビーカーでのんびり散歩できます。何ができる?=芝生で外遊び、噴水ながめ、スワンボート(季節運航)、夕方は運河に沈む夕日。園内のスターバックスは“世界一美しい”と話題になったお店です。

ポイント:駅から徒歩圏で平坦、入園無料。日が傾く夕方は涼しく、初日の到着後にちょうどいい“肩慣らし”スポット。
2歳メモ:入園無料・24時間開放。広い芝生で歩き回れて、ベビーカーOK。夏は噴水まわりで水あそびも。帽子と水分を。
所要 1〜1.5時間入園無料駅から徒歩圏
DAY 2 | 動物園でたっぷり
午前富山市ファミリーパーク動物園 公式 ↗ 地図 ↗
富山市ファミリーパーク
里山にひろがる富山市ファミリーパーク

富山駅から車で約20分(路線バスでも行けます)。里山の地形をいかした動物園で、ニホンザル・カピバラ・ライチョウなど日本の動物が中心。ふれあいコーナーや小動物、芝生広場や遊具もあります。何ができる?=動物観察+ふれあい+外遊びが一度に。

ポイント:自然のなかを歩く広い園内なのに、入園料が安く一日のんびり過ごせる。坂道はあるが木陰が多く、夏でも朝のうちは比較的涼しい。
2歳メモ:未就学児は入園無料。9:00〜16:30。坂があるのでベビーカー+抱っこ紐の両方あると安心。ふれあいは手洗い場の場所を先にチェック。
所要 2〜3時間未就学児無料朝が涼しい
午後富山県美術館(屋上庭園)美術館・公園 公式 ↗ 地図 ↗
環水公園から見た富山県美術館
環水公園のとなりに建つ富山県美術館

環水公園のとなり。デザインとアートの美術館で、知られているのは屋上の「オノマトペの屋上」——「ふわふわ」「ぐるぐる」など、ことばをかたちにした遊具がならぶ庭園です。何ができる?=屋上で体を動かして遊ぶ、立山連峰の眺め、館内のミュージアムショップ。

ポイント:屋上庭園は無料エリアで、2歳でも遊べる遊具がいっぱい。展示を見なくても“公園として”楽しめるのが子連れにうれしい。
2歳メモ:屋上庭園は雨天・冬期は閉鎖のことあり、当日の開放状況を公式で確認。屋外なので帽子・水分を。となりの環水公園とセットでどうぞ。
所要 1〜2時間屋上は無料環水公園に隣接
DAY 3 | 駅でおみやげ → 帰路
自由富山駅でグルメ&おみやげ → 帰京ゆとり

最終日は無理せず、富山駅で。駅ナカで白えび天むすやますの寿司、富山ブラックラーメンを味わって、おみやげを選んで新幹線へ。子連れは予定を詰めすぎないのがコツです。

Where to stay宿の候補

富山駅前のシティホテル
新幹線・市電に直結で移動がラク。子連れは駅近を拠点にすると、雨の日や昼寝の出入りに便利。
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和洋室・温泉のあるホテル
富山市内には大浴場つきのホテルも。布団の和室なら2歳の寝かしつけも安心。
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🚄 新幹線(往復・家族) 4〜6万🏨 宿2泊 3〜4万🎟 現地・食 2〜3万= 合計 9〜13万

💰 予算めやす:大人2+2歳で9〜13万円目安(時期・宿で変動)。えきねっとの早特や駅近ビジネスホテルで圧縮できます。2歳は新幹線・多くの施設が無料なのも助かるポイント。

黒部峡谷を渡るトロッコ電車
過ごし方 B

黒部・宇奈月 トロッコと温泉

渓谷の川風で涼む。温泉宿に泊まる、夏のごほうび旅

夏の富山らしさをいちばん味わえるのがこのプラン。深い谷あいをトロッコ電車でゆられ、夜は宇奈月温泉でほっこり。暑い平地から離れて、涼しい渓谷でリフレッシュできます。乗り物好きの子にもぴったりです。

こんな家族におすすめ:電車・乗り物が好き/温泉宿でゆっくりしたい/夏の暑さを避けて涼しく過ごしたい。富山駅から電車で行けるので、運転に自信がなくても大丈夫です。
エリア紹介|宇奈月・黒部峡谷:富山県の東部。富山地方鉄道の終点・宇奈月温泉は、黒部川沿いの静かな温泉街。ここから黒部峡谷鉄道のトロッコ電車が出ています。新緑の谷、エメラルド色の川、いくつもの鉄橋——車窓そのものが主役です。

Model planモデル行程(2泊・日付は自由に)

DAY 1 | 富山 → 宇奈月温泉へ
昼すぎ富山駅 → 宇奈月温泉移動・約1時間40分

富山地方鉄道に乗って、のんびり宇奈月温泉へ(電車で約1時間40分/車なら約1時間)。北陸新幹線「黒部宇奈月温泉」駅から乗り継ぐルートもあります。着いたら温泉街を散歩して、宿でひと休み。

2歳メモ:ローカル電車の旅は揺れがやさしく、車窓で飽きにくい。乗り換えがある場合はベビーカーよりも抱っこ紐が動きやすい。
夕方宇奈月温泉温泉・宿 観光情報 ↗ 地図 ↗
宇奈月温泉の温泉街
黒部川沿いに宿がならぶ宇奈月温泉

黒部峡谷の玄関口にある温泉街。富山県を代表する温泉のひとつで、肌にやさしいとされる無色透明のお湯です。何ができる?=温泉宿でゆっくり、駅前の足湯、温泉街のそぞろ歩き。翌日のトロッコにそなえて早めに休みます。

ポイント:トロッコ乗り場の目の前に泊まれるので、翌朝の移動がほぼゼロ。子連れは“拠点に泊まって動かない”のがいちばんラク。
2歳メモ:和室の宿なら布団で寝かしつけしやすい。貸切風呂のある宿を選ぶと、2歳連れでも気兼ねなく入れます。
DAY 2 | トロッコ電車で渓谷へ
午前黒部峡谷トロッコ電車観光列車 公式 ↗ 地図 ↗
宇奈月駅のトロッコ電車
宇奈月駅で発車を待つトロッコ列車

宇奈月駅から終点・欅平(けやきだいら)まで、片道約1時間20分のトロッコの旅。深い谷を縫うように進み、いくつもの鉄橋とトンネルを抜けます。何ができる?=窓からの渓谷美、川風、途中駅(黒薙・鐘釣など)での散策。無理なら手前の駅で折り返してもOK。

ポイント:4〜11月のみ運行で、夏は新緑×エメラルドの川がいちばん映える季節。トンネル内はひんやり涼しく、暑さ知らずの“動く避暑地”。
2歳メモ:開放感のある普通客車は風が入って涼しいぶん肌寒いことも、上着を1枚。窓が開くので手や顔を出さないよう抱っこで。往復約3時間は長いので、手前の駅で折り返す短縮プランも検討を。トイレは駅で先に済ませて。
所要 往復3〜4時間4〜11月運行渓谷は涼しい
DAY 3 | 魚津で水族館 → 帰路
午前魚津水族館水族館・室内 公式 ↗ 地図 ↗
魚津水族館
日本最古の歴史をもつ魚津水族館

宇奈月から富山方面へ戻る途中の魚津へ(電車・車で約30〜40分)。日本でいちばん古い歴史をもつ水族館で、富山湾の生きものが主役。何ができる?=トンネル水槽の魚観察、ペンギンやアザラシ、体験コーナー。

ポイント:室内で涼しく雨でも安心。ほどよいサイズで2歳が飽きる前に回れて、帰りの電車前の“最後のひと遊び”にちょうどいい。
2歳メモ:3歳未満は入館無料。9:00〜17:00。順路は平坦でベビーカーOK。お昼寝とかぶらない午前のうちに。
所要 1.5〜2時間3歳未満無料暑さ/雨に◎
午後富山駅 → 帰京ゆとり

富山駅に戻って、駅ナカでおみやげと軽い食事。最後まで無理せず、新幹線で帰ります。

Where to stay宿の候補

宇奈月温泉の和室宿
トロッコ乗り場まで徒歩圏。布団の和室+貸切風呂のある宿だと、2歳連れも安心してゆっくりできる。
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富山駅前ホテル(最終日用)
最終日を富山駅前泊にすると、帰りの新幹線がラク。1泊目=宇奈月、2泊目=富山駅前の組み合わせも◎。
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🚄 新幹線(往復・家族) 4〜6万🏨 宿2泊(温泉込み) 4〜6万🎟 トロッコ・現地・食 2〜4万= 合計 10〜16万

💰 予算めやす:温泉宿に泊まるぶん少し上がって10〜16万円目安。トロッコは家族で往復1万円前後(区間で変動)。夏休み・連休は宿が埋まりやすいので早めの予約を。

海王丸パークの帆船海王丸
過ごし方 C

富山湾と世界遺産

海ごしの立山、白い帆船、山あいの合掌造り(運転できる家族に)

海も、山あいの世界遺産も、いいとこ取りしたい家族に。富山湾の絶景スポットと、世界遺産・五箇山の合掌造り集落をめぐる、景色重視のプランです。1日は車でドライブする組み立てになります。

こんな家族におすすめ:写真映えする絶景を見たい/レンタカー運転に抵抗がない/海と山の両方を味わいたい。移動はやや多めなので、子の昼寝を車中でとる前提だとラクです。
エリア紹介|富山湾・砺波/南砺:富山湾沿いには、海ごしに立山連峰を望む雨晴海岸や、白い帆船が浮かぶ海王丸パーク。内陸へ車を走らせると、合掌造りの集落がのこる五箇山。海と山が同じ県内で楽しめます。

Model planモデル行程(2泊・日付は自由に)

DAY 1 | 到着 → 富山湾の海べり
昼すぎ雨晴海岸(あまはらし)海岸・絶景 観光情報 ↗ 地図 ↗
雨晴海岸の海辺
岩と松、海ごしに山を望む雨晴海岸

富山駅から車で約40分(JR氷見線でも行けます)。海の向こうに立山連峰が並ぶ、日本でも珍しい景色で知られる海岸。何ができる?=波打ちぎわで砂遊び、岩場の小さな生きものさがし、道の駅で海の幸ランチ。空気が澄む朝夕は山がくっきり見えます。

ポイント:海と3000m級の山が一度に見える稀有な場所。波がおだやかな入り江で、2歳の海デビューにも向く。氷見線の列車も写真映えする。
2歳メモ:岩場は滑りやすいので必ず手をつないで。日かげが少ないので帽子・日よけ・水分を。着替えとタオルを車に。
所要 1〜1.5時間砂浜あり朝夕が映える
夕方海王丸パーク公園・帆船 公式 ↗ 地図 ↗
新湊大橋と帆船海王丸
新湊大橋を背に停泊する帆船・海王丸

射水市の海辺にある公園(雨晴から車で約30分)。白い帆船「海王丸」が停泊し、広い芝生と遊具、頭上には新湊大橋。何ができる?=帆船の見学、芝生で外遊び、ベイクルーズ(季節運航)、夕暮れの散歩。

ポイント:広々した海辺の公園で、ベビーカーでのんびり。大きな帆船は子どもの目をひき、写真も映える。入園無料エリアが広い。
2歳メモ:芝生広場と遊具で体を動かせる。海沿いは風が強い日があるので羽織りを1枚。帆船内の見学は階段に注意。
所要 1〜1.5時間芝生・遊具あり夕景◎
DAY 2 | 世界遺産・五箇山へドライブ
午前五箇山 相倉合掌造り集落世界遺産・集落 観光情報 ↗ 地図 ↗
五箇山 相倉合掌造り集落
世界遺産・五箇山の相倉合掌造り集落

富山市から車で約1時間10分(東海北陸道)。茅葺き屋根の合掌造りの家がのこる、世界遺産の山あいの集落。何ができる?=のどかな村の散策、夏は深い緑にかこまれた里山の風景、和紙すきなどの体験(施設による)。

ポイント:白川郷より静かでこぢんまり。山あいで平地より涼しく、のんびり歩くだけで“日本の原風景”を味わえる。観光客も比較的おだやか。
2歳メモ:未舗装・坂道があるのでベビーカーより抱っこ紐が安心。集落内は生活の場なので静かに。虫よけと帽子を。日かげで休憩を。
所要 1.5〜2時間世界遺産山あいで涼しい
午後砺波・南砺でランチ → 富山へ戻る移動・ごはん

帰り道に道の駅などで休憩しながら富山方面へ。五箇山名物の五箇山豆腐や、富山の地のものを味わって。車中で子の昼寝をはさめば、移動も無理がありません。

DAY 3 | 富山駅でおみやげ → 帰路
自由富山駅 → 帰京ゆとり

最終日は富山駅周辺でゆっくり。白えびやますの寿司をおみやげに、新幹線で帰ります。

Where to stay宿の候補

富山駅前・射水エリアのホテル
ドライブ拠点にしやすい立地のホテル。富山駅前なら新幹線も近く、レンタカーの返却もスムーズ。
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和室・温泉のある宿
砺波・南砺方面には温泉宿も。布団の和室なら2歳の寝かしつけがしやすい。
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🚄 新幹線(往復・家族) 4〜6万🚗 レンタカー2日 1.5〜2.5万🏨 宿2泊 3〜5万= 合計 10〜15万

💰 予算めやす:レンタカー代が加わって10〜15万円目安。五箇山は高速代・ガソリン込みで考えて。1日目=海べり、2日目=山あい、と方向を分けると運転が短くまとまります。

🧳 持ち物メモ(2歳との富山)

  • 母子手帳・保険証・お薬手帳
  • 帽子・日焼け止め・虫よけ(山・海べり用)
  • 渓谷・室内用に羽織り1枚(冷え対策)
  • 着替え・タオル・水遊び用の替え
  • 抱っこ紐(坂道・未舗装に強い)+軽量ベビーカー
  • 常備薬・体温計・絆創膏・おやつ
Editor's pick

2歳の夏なら「A・富山まんなか満喫」

移動が少なく、運河の公園・動物園・美術館の屋上庭園と、2歳が体を動かせる場所がそろっています。暑い時間は宿で休み、朝夕に外へ——というリズムが組みやすいのが安心。涼しさと特別感なら「B・黒部のトロッコと温泉」絶景と世界遺産をめぐるなら「C・海と五箇山」。夏は暑さを避けて、渓谷・水辺・室内を上手に挟むのがコツです。