新幹線で東京から約80分。降りればそこは標高700mの佐久平。軽井沢の森、小諸の城下町、蓼科の湖まで車ですぐ。真夏でも風がひんやり、2歳とのんびり歩ける“ちょうどいい”高原旅です。
「佐久平ってどうかな?」——正解です。北陸新幹線でひと駅ぶんの軽井沢が有名だけど、その隣の佐久平を拠点にすると、じつは旅がぐっとラクになります。駅前に大きなスーパーもレンタカーもそろい、渋滞知らず。ここから軽井沢へも小諸へも蓼科へも、車で30分〜1時間の“いいとこ取り”ができるんです。
標高が高いから、下界が猛暑でも高原は別世界。朝夕はうす手の長袖がほしいくらい。雲場池の木もれ日を歩き、白糸の滝で涼み、日本最古級の小諸の動物園でペンギンに会う。夜は佐久名物の鯉こくと、満天の星。ベビーカーでも回れて、2歳のお昼寝リズムも崩さない——そんな高原の3日間を、3つの過ごし方でご案内します。
佐久平は標高約700m、軽井沢約1,000m、白樺湖・車山にいたっては1,400〜1,900m。平地より5〜10℃ほど涼しく、8月下旬〜9月は残暑を高原でやりすごす“避暑の王道シーズン”。おまけに9月はコスモスやそばの花、稲穂が色づき、真夏のピークより人出も落ち着きます。日中の紫外線は強いので帽子と水分は必須ですが、木陰の遊歩道と湖畔の風は、2歳連れにこそうれしい季節です。
佐久平を拠点に、車で30分の軽井沢へ通う王道プラン。人気エリアは駐車場が混みがちなので、宿は少しはずした佐久側にとって、午前だけ軽井沢へ——という組み立てが2歳連れにはちょうどいい。平坦な遊歩道と滝の涼しさで、歩くのが楽しくなる高原さんぽです。
東京から北陸新幹線で佐久平駅へ約80分。駅前でレンタカーを借りたら、まずは宿へ。初日は無理せず、近くのスーパーで飲み物とおやつを買い足して、夕方は宿まわりをおさんぽ。標高700mの涼しい空気にまず驚くはず。

木々を鏡のように映す静かな池。何ができる?=1周約20分の平坦な遊歩道さんぽ、水鳥さがし、木もれ日のなかでひと休み。朝いちばんは人も少なく、写真もきれい。(軽井沢駅から車で約7分)

高さ3m・幅70mにわたって、絹糸のように水が流れ落ちるカーテン状の滝。何ができる?=滝の前で記念撮影、湧き水のひんやり体感、屋台の五平餅やソフト。駐車場から徒歩3分ほどで着きます。(雲場池から車で約20分)
ハルニレの木立に、レストランやベーカリー、雑貨店がならぶ川沿いのウッドデッキ。何ができる?=川のせせらぎを聞きながらのランチ、テラスでひと休み、おみやげ探し。子連れウェルカムな店が多く、午後のお昼寝前の“ごほうびタイム”に。
最終日は詰め込まず、天気と機嫌に合わせて。雨なら室内の佐久市子ども未来館(科学体験)、晴れなら道の駅で野菜やおやきを買って。お昼すぎの新幹線で、ゆっくり帰路に。
💰 予算めやす:家族3人で12〜21万円目安(時期・宿で変動)。軽井沢中心の宿は夏休みに高騰しやすいので、佐久側に泊まると圧縮できます。新幹線は早割で往復1人1万円台も。
佐久平から車で約20分の小諸は、城下町の風情がのこるコンパクトな町。名城・懐古園のなかに小さな動物園と遊園地があり、2歳が“歩いて全部まわれる”のが魅力。午後は佐久まで戻って、日本にふたつしかない星形の城・龍岡城五稜郭へ。移動が短く、歴史もふれあいも欲張れる一日です。
新幹線で佐久平へ。レンタカーを借りて宿に入り、初日は夕方に道の駅や商店街をのぞくくらいでゆったり。夜は佐久名物の鯉こく・うなぎもこの地ならでは。
苔むした石垣と大きな木々につつまれた城跡公園。何ができる?=三の門や石垣をながめる歴史さんぽ、園内の広場で外遊び。この懐古園のなかに、動物園と遊園地が同居しているのがポイントです。(佐久平から車で約20分)

懐古園のなかにある、1926年開園・日本でも最古級の動物園。ライオンやペンギン、カピバラなどが、驚くほど近い距離で見られます。何ができる?=間近での動物観察、崖の上の“ペンギン村”さんぽ、モルモットなどとのふれあい。
星の形をした城郭は、日本にここ佐久と函館の2つだけ。何ができる?=堀ぞいの平坦な散歩、石垣ながめ、隣接の「五稜郭であいの館」で歴史のおさらい。近くの高台(田口城跡の展望)からは星形が見おろせます。(懐古園から車で約30分)
最終日は、佐久平ハイウェイオアシス「パラダ」で軽く遊ぶか、日帰り温泉でのんびり。おやきや高原野菜をおみやげに買って、午後の新幹線で帰路に。
💰 予算めやす:家族3人で11〜19万円目安。入園料が安く現地費用を抑えやすいのがこの案の強み。宿は佐久・小諸なら軽井沢より手ごろです。
あちこち回らず、涼しい高原リゾートにこもって過ごしたい家族に。佐久平から車で約1時間、標高1,400mの白樺湖まで上がれば、真夏でも空気はさわやか。湖畔には2歳から遊べるファミリー向け施設がそろい、宿とプールと湖を行き来するだけで満たされる滞在です。
佐久平でレンタカーを借り、高原道路をのぼって白樺湖へ(車で約1時間)。標高が上がるにつれて気温が下がり、窓を開けると別世界。チェックインしたら、初日は湖畔を少し歩くくらいでゆっくり。

湖のまわりは遊歩道が整い、家族連れがのんびり過ごす場所。何ができる?=湖畔のさんぽ、足こぎボート、湖を見ながらのソフトクリーム。近くには2歳から乗れる乗り物のある遊園地(白樺湖ファミリーランド)や牧場も。

白樺湖のすぐ上、標高約1,925mの高原。何ができる?=リフトで山上へ空中さんぽ、360度の大パノラマ、なだらかな草原の景色。夏は高山植物、初秋はススキがゆれる眺めが待っています。(白樺湖から車で約15分)
最終日は、近くの牧場でソフトクリームや動物とのふれあい、または宿の温泉でのんびり。山を下って佐久平へ戻り(車で約1時間)、午後の新幹線で帰路に。時間に余裕をもって出発を。
💰 予算めやす:家族3人で14〜24万円目安。リゾート滞在型は宿の比率が高め。夏休みピークは高騰しやすいので、お盆明け〜9月平日がねらい目です。
移動が短く、日本最古級の動物園でペンギンやライオンに“近い距離”で会えるのが、2歳にはいちばん刺さります。懐古園のなかに動物園も遊園地もまとまり、ベビーカーでもラク。入園料も手ごろで予算も読みやすい。王道の避暑をいいとこ取りするなら「A・軽井沢×佐久」、とにかく涼しくのんびりなら「C・白樺湖・蓼科」。行くなら、涼しさと空きぐあいが両立する8月下旬〜9月がとくにおすすめです。