Family Journeysいつか行きたい / 2026.07.23 配信
白川郷・荻町の合掌造り集落
偶然の旅の巡り合い / Discovery

水の音がする町へ。
晩夏の岐阜。

町なかを用水が流れ、山あいには合掌造りの集落。標高が上がるほど空気が涼しくなる岐阜は、まだ暑い8月末〜9月にこそ気持ちいい行き先です。2歳の「水さわりたい」を、思いきり満たしてあげられる旅。

Best season
8月末〜9月(涼しい高地・鵜飼のシーズン)
Access
東京から新幹線+在来線/車で約2〜4時間
Stay
2泊
Family
おとな2人+2歳の子ども
Story

岐阜の町を歩いていて、まず気づくのは音です。郡上八幡では、家々のあいだを細い用水路が走っていて、道を曲がるたびに水の流れる音がついてくる。真夏でも足を浸すと冷たくて、子どもは一度しゃがみこんだらなかなか立ち上がりません。夕方になると、どこからともなく下駄の音と三味線。町の広場で郡上おどりが始まります。

北へ車を走らせれば、高山の古い町並み。黒い格子の家が並ぶ細い通りは車が入ってこないので、2歳が手を離してもひやっとしません。みたらし団子を一本持たせれば、それだけで機嫌よく歩いてくれる。さらに山を越えると白川郷、稲が色づきはじめた田んぼの向こうに、あの三角屋根が並んでいます。

海のリゾートとは違う、川と山と、湯の旅。9月の岐阜は日中でも高原なら25℃前後、朝晩は少し肌寒いくらい。「暑くて動けない」がない季節の、ちょうどいい2泊です。

なぜ、この時期?

8月末〜9月は「岐阜のいいとこ取り」の時期です。理由は3つ。①郡上おどりは例年7月中旬から9月上旬まで続く長丁場で、8月13〜16日の徹夜おどりを過ぎた8月下旬〜9月頭は人出が落ち着き、見物も踊り参加もぐっとラク。②長良川の鵜飼は例年5月11日〜10月15日の開催で、9月は日没が早まるぶん開始時刻が早く、2歳の就寝時間に間に合いやすい。③高山(標高約570m)やひるがの高原(標高約900m)は平地より数℃涼しく、残暑でも屋外を歩ける。加えて白川郷は稲が黄金色になる時期で、写真がいちばんきれいに撮れます。夏休みのピークを外せるので、宿代も少し落ち着きます。

山上に建つ郡上八幡城
過ごし方 A

郡上八幡、水と踊りの2泊

町なかが水路だらけ。歩く・浸す・踊るだけで満たされる

町そのものが遊び場になるプラン。郡上八幡は「水の町」と呼ばれるほど用水路と湧き水が生活に入り込んでいて、2歳が飽きません。移動距離が短く、拠点をひとつに決めて2泊できるのが最大の利点です。

こんな家族におすすめ:車での長距離移動を減らしたい/子どもに「体験」をさせたい/観光地の行列が苦手。町の徒歩圏に見どころが集まり、午前だけ動いて午後は宿でお昼寝、というリズムが組めます。
エリア紹介|郡上八幡(郡上市):長良川の上流、吉田川ぞいの城下町。町なかを「いがわ小径」などの用水が縦横に流れ、夏は子どもが橋から川へ飛び込む光景でも知られます。名物は郡上おどりと食品サンプル(この町が発祥)、鮎料理、明宝ハム。名古屋から高速で約1時間半、東京からは新幹線+レンタカーで約4時間。

Model planモデル行程(2泊・日付は自由に)

DAY 1 | 移動 → 水の町さんぽ
午前東京 → 名古屋 → 郡上八幡移動・約4時間

東京から新幹線で名古屋(約1時間40分)、名古屋でレンタカーを借りて東海北陸道を北へ(約1時間半)。昼寝の時間帯に高速に乗ると、そのまま車で寝てくれます。

2歳メモ:チャイルドシートはレンタカー予約時に必ず一緒に手配を。新幹線は多目的室のある車両(11号車付近)に近い席がおむつ替えに便利。
14:30いがわ小径・宗祇水水路さんぽ 検索 ↗ 地図 ↗

民家の裏を流れる用水沿いの、幅1mほどの小道。水中には鯉やアマゴが泳ぎ、住民が野菜を洗う洗い場が今も現役です。すぐ近くの宗祇水は環境省「名水百選」の第1号に選ばれた湧き水。何ができる?=水路に手をひたす、鯉をさがす、湧き水を汲んで飲む。

ポイント:入場も予約もいらず、着いてすぐ「岐阜らしさ」に触れられる。到着日の疲れた体でも15分から楽しめて、子どもの満足度がいちばん高いのがここ。
2歳メモ:小径は柵のない水路なので必ず手をつないで。着替えとタオルを持って行けば、濡れても笑って済みます。ベビーカーは道幅的に抱っこ紐のほうがラク。
所要 30〜60分無料ぬれてOKの服で
19:00郡上おどり祭り・踊り 公式 ↗ 地図 ↗
夜の町なかで踊る郡上おどりの輪
屋台を囲む踊りの輪。見物客もそのまま入れる

400年以上続く盆踊り。町の広場や通りに屋台(やかた)が出て、その周りを輪になって踊ります。特徴は見るだけでなく、誰でも輪に入って踊っていいこと。何ができる?=下駄の音を聞く、抱っこのまま輪に入って一緒に揺れる、屋台の提灯を見上げる。

ポイント:観覧席で静かに見るタイプの祭りではないので、2歳が騒いでも浮かない。踊りは同じ振りの繰り返しで、5分見れば真似できます。8月下旬〜9月頭は人が減って輪に入りやすい。
2歳メモ:終了が遅い日もあるので、30分だけ見て帰ると割り切るのがコツ。夜は冷えるので一枚羽織るものを。開催日は年によって変わるため事前に日程確認を。
所要 30〜60分無料宿から徒歩圏に
DAY 2 | 城と、食品サンプルと、高原
9:00郡上八幡城城・展望 公式 ↗ 地図 ↗
木々に囲まれた郡上八幡城の天守
日本最古の木造再建天守。山上から城下町を見下ろせる

八幡山の山頂に建つ、日本最古の木造再建天守(1933年再建)。木の階段と床がそのまま残っていて、上がるとぎしぎし鳴ります。最上階からは、川と屋根が入り組んだ城下町が一望。何ができる?=天守にのぼる、城下町の全景を見下ろす、山道でどんぐりや虫をさがす。

ポイント:木造なので中がひんやりして、夏でも涼しい。町を見下ろして「さっき歩いた川はあれ」と指さすと、2歳でも位置がつながって喜びます。
2歳メモ:天守内は急な木の階段なので抱っこで。城下から山頂まで車で上がれます(道は細いので対向注意)。ベビーカーは車に置いていくのが正解。
所要 1〜1.5時間大人400円前後車で山頂近くまで
11:00食品サンプル製作体験(サンプルビレッジいわさき ほか)体験・室内 検索 ↗ 地図 ↗

郡上八幡は食品サンプル発祥の地。ろうを使って天ぷらやレタスを作る体験工房が町に何軒もあります(車で約5分)。何ができる?=溶けたろうを湯に落として天ぷらの形にする、レタスを巻く。作ったものはそのまま持ち帰れます。

ポイント:完全室内なので雨でも残暑でも成立する保険の一手。所要30〜40分と短く、2歳の集中が切れる前に終わります。おみやげも同時に片づく。
2歳メモ:ろうは熱いので実作業はおとなが担当し、子は「見る係」に。工房によって対象年齢が違うので予約時に確認を。
所要 30〜40分1,500円前後/人要予約の店が多い
14:00ひるがの高原(分水嶺公園・牧歌の里)高原・牧場 公式 ↗ 地図 ↗

郡上八幡から車で約40分、標高約900mの高原(東海北陸道ひるがの高原SIC至近)。牧歌の里では羊・ヤギ・アルパカへのえさやり、花畑の散策、乗馬体験ができます。近くの分水嶺公園は、一本の湧き水が日本海側と太平洋側に分かれる珍しい場所。何ができる?=動物にえさをやる、広い芝生を走る、ソフトクリームを食べる。

ポイント:標高900mは平地より5℃前後涼しく、9月なら日中でも快適。柵で囲まれた広い芝地なので、2歳を歩かせても危なくない。
2歳メモ:園内は平坦でベビーカーで回れます。動物にさわったら手洗いを。朝晩は肌寒いので長袖を1枚。
所要 2〜3時間大人1,200円前後郡上八幡から車で約40分
DAY 3 | 朝の町 → 帰路
午前朝の町さんぽ → 名古屋 → 東京ゆとり

人の少ない朝の水路をもう一度歩いて、鮎の甘露煮や明宝ハムを買って出発。名古屋まで車で約1時間半、そこから新幹線で帰路に。

Where to stay宿の候補

郡上八幡の町なか旅館・ゲストハウス
おどり会場まで徒歩圏。夜に子どもが眠くなってもすぐ帰れるのが最大の価値。和室なら布団を並べて川の字で寝られる。
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ホテル郡上八幡(郊外・駐車場広め)
車移動を前提にするならこちら。駐車が楽で、家族部屋を取りやすい。
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ひるがの高原のペンション/コテージ
2泊目を高原にすると涼しく、翌朝そのまま牧歌の里へ。コテージなら夜に子どもが騒いでも気兼ねなし。
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🚄 新幹線(おとな2名往復) 約4.4万🚗 レンタカー2日+高速・ガソリン 約2.5万🏨 宿2泊 約3万🎟 現地・食 約1.5万= 合計 約11〜12万

💰 圧縮のコツ:おどりも水路さんぽも無料なので、削るなら宿と移動。ぷらっとこだま等の割引きっぷや、名古屋発着のレンタカー付きプランで1〜2万円下がります。2歳は新幹線・多くの施設で無料。※料金は時期・曜日で大きく変動します。

白川郷の合掌造り家屋
過ごし方 B

飛騨高山と白川郷

車が入らない古い町並みと、世界遺産の三角屋根

「岐阜といえば」の2大名所をまとめて回るプラン。高山を拠点に2泊し、1日だけ白川郷へ日帰りします。町並みは歩行者中心で車の心配が少なく、食べ歩きの店が多いので2歳の機嫌が保ちやすいのが利点です。

こんな家族におすすめ:せっかくなら有名どころを押さえたい/写真をたくさん残したい/飛騨牛や朝市など「食」も楽しみたい。移動は多めですが、高山の町自体がコンパクトなので歩く距離は短くて済みます。
エリア紹介|高山・白川郷:高山は標高約570mの盆地にある城下町。江戸期の町家が残る「古い町並み」、毎朝ひらく宮川朝市、飛騨牛の握りやみたらし団子の食べ歩きが名物です。白川郷は高山から車で約50分(高速利用)、合掌造り集落として世界遺産に登録された山あいの村。東京からは名古屋乗り換えの特急ひだ、または車で約4時間半。

Model planモデル行程(2泊・日付は自由に)

DAY 1 | 高山入り → 古い町並み
午前東京 → 名古屋 → 高山移動・約4.5時間

新幹線で名古屋へ(約1時間40分)、特急ひだに乗り換えて高山まで約2時間20分。ひだは飛騨川沿いを走るので車窓が渓谷続きで、子どもも飽きにくい区間です。

2歳メモ:特急ひだは指定席を進行方向の窓側に。乗り継ぎ時間は20分以上とっておくと、おむつ替えとトイレに余裕が出ます。
14:00高山の古い町並み(さんまち通り)町並み・食べ歩き 検索 ↗ 地図 ↗
黒い格子の町家が並ぶ高山の上三之町
上三之町。軒下に酒屋の杉玉が下がる

江戸から明治にかけての商家が残る保存地区。黒い格子戸の町家が並び、造り酒屋の軒先には杉玉。何ができる?=みたらし団子・飛騨牛の握り・五平餅の食べ歩き、さるぼぼ(飛騨の人形)探し、酒蔵の見学。

ポイント:日中は歩行者中心で車がほとんど入らないため、2歳を歩かせやすい数少ない観光地。通りが短いので、抱っこに切り替えても親の腕がもちます。
2歳メモ:石畳ぎみでベビーカーは少し押しにくいので抱っこ紐が無難。食べ歩きは団子など小さめのものを分け合う形で。
所要 1.5〜2時間散策無料夕方は店じまいが早い
16:00高山陣屋史跡・室内 公式 ↗ 地図 ↗
高山陣屋の玄関
全国で唯一現存する江戸時代の郡代役所

江戸幕府が飛騨を直轄支配するために置いた役所で、全国で唯一、当時の建物が残る陣屋。畳敷きの広間、台所、御白洲(裁きの場)まで見られます。古い町並みから徒歩約5分。何ができる?=広い畳の間をはだしで歩く、庭を眺める、米蔵の巨大な梁を見上げる。

ポイント:靴を脱いで上がるので、2歳が転んでも痛くない畳の空間。屋内なので雨でも夕立でも予定が崩れません。
2歳メモ:靴を脱いで入館。ベビーカーは入口で預ける形になるので抱っこ紐で。中学生以下は無料。
所要 45〜60分大人440円前後/中学生以下無料閉館17時前後
DAY 2 | 朝市 → 白川郷
8:00宮川朝市市場・朝 公式 ↗ 地図 ↗
宮川沿いに並ぶ朝市の露店
宮川ぞいに並ぶ露店。朝いちばんが活気ある

宮川の川沿いに、朝7時ごろから露店が並びます。地元の農家が持ち寄る野菜・漬物・果物、さるぼぼなどの民芸品。何ができる?=焼きたてのみたらし団子を食べる、りんごや桃を買う、店の人と話す。

ポイント早起きしがちな2歳の朝時間を、そのまま観光に変えられる。川沿いの遊歩道は平坦でベビーカーもすいすい。
2歳メモ:屋外なので朝は涼しく、一枚羽織るものを。試食をくれる店が多いので、アレルギーに注意。
所要 45分入場無料7:00〜12:00ごろ
10:30白川郷 荻町合掌造り集落世界遺産・集落 公式 ↗ 地図 ↗

高山から車で約50分(東海北陸道経由)。急勾配の茅葺き屋根=合掌造りの家屋が100棟以上残る集落で、いまも人が暮らしています。何ができる?=荻町城跡展望台から集落を一望、公開民家(和田家など)の内部で囲炉裏と屋根裏を見学、田んぼのあぜ道さんぽ。9月は稲が黄色く色づいて、集落がいちばん絵になる時期。

ポイント:展望台へはシャトルバスがあり、坂を歩かずに一望できるのが子連れには決定的。集落内は平坦で、ベビーカーでも回れます。
2歳メモ:夏でも日差しが強いので帽子を。民家の中は靴を脱いで上がる場所が多く、急な階段は抱っこで。おむつ替え・授乳は「せせらぎ公園駐車場」の休憩施設が便利。
所要 2.5〜3時間散策無料/民家見学300円前後高山から車で約50分
15:30高山へ戻って、飛騨牛の夕食食事

昼寝は帰りの車で。夕方は高山の飲食店で飛騨牛を。座敷のある店を選べば、2歳が横になって休めます。

DAY 3 | 帰路
午前高山 → 名古屋 → 東京移動

チェックアウト前にもう一度朝市へ寄って、特急ひだで名古屋、新幹線で帰京。移動が長いぶん、最終日は予定を入れないのがコツ。

Where to stay宿の候補

本陣平野屋 花兆庵/別館
古い町並みと高山陣屋の徒歩圏。和室で川の字に寝られ、夕食を部屋で取れるプランもある。
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高山駅前のホテル(ビジネス〜中級)
特急ひだ利用なら駅前が圧倒的にラク。大浴場つきの宿を選ぶと2歳のお風呂が済ませやすい。
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白川郷の合掌造り民宿
2泊目を白川郷にすると、観光客が帰ったあとの静かな集落を独占できる。設備は簡素なので割り切りが必要。
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🚄 新幹線+特急ひだ(おとな2名往復) 約6.4万🚗 高山でレンタカー1日 約1.2万🏨 宿2泊 約4万🎟 現地・食 約2万= 合計 約13〜14万

💰 圧縮のコツ:白川郷は高山濃飛バスセンターから直行の高速バス(片道約50分)が出ているので、レンタカーを借りずバスにすれば1万円ほど下がります。宿を駅前ビジネスホテルにすればさらに1〜2万円減。※料金・ダイヤは時期で変動します。

飛騨川ぞいに旅館が並ぶ下呂温泉
過ごし方 C

鵜飼を見て、下呂の湯へ

夜の川の炎と、日本三名泉。移動は電車中心でラク

岐阜市で1400年続く長良川の鵜飼を見て、翌日は下呂温泉でゆっくり。運転をしたくない家族向けに、電車だけで組めるプランです。夜の見どころが1つあるぶん、日中はゆるくできます。

こんな家族におすすめ:レンタカーを運転したくない/温泉に入りたい/「一生に一度は見たい」ものを1つ入れたい。移動はほぼ鉄道で、荷物を持って歩く距離も短めです。
エリア紹介|岐阜市・下呂温泉:岐阜市は金華山のふもとに広がる県庁所在地。名古屋から快速で約20分と近く、長良川の鵜飼と山頂の岐阜城が二枚看板。下呂温泉は飛騨川ぞいの温泉街で、草津・有馬と並ぶ「日本三名泉」。とろりとした無色透明の湯で、名古屋から特急ひだで約1時間40分。

Model planモデル行程(2泊・日付は自由に)

DAY 1 | 岐阜へ → 金華山 → 鵜飼
午前東京 → 名古屋 → 岐阜移動・約2.5時間

新幹線で名古屋(約1時間40分)、JR快速で岐阜まで約20分。昼過ぎには着けるので、初日から動けます。

15:00金華山ロープウェー・岐阜城城・展望 公式 ↗ 地図 ↗
金華山山頂に建つ岐阜城の天守
標高329mの金華山山頂。織田信長の居城だった

織田信長の居城として知られる山城。ふもとの岐阜公園からロープウェー約4分で山頂へ上がれます。天守からは濃尾平野と長良川が一望。何ができる?=ロープウェーに乗る、天守から川を見下ろす、山頂のリス村でリスにえさやり。

ポイント:ロープウェーで一気に登れるので、2歳連れでも「山の上の城」が成立する。夜の鵜飼を見る川を、昼のうちに上から見ておくと話がつながります。
2歳メモ:ロープウェーは幼児無料の設定が多め。山頂から天守までは石段があるので抱っこで。リス村(別料金)が実質いちばん喜びます。
所要 2時間ロープウェー往復 大人1,300円前後岐阜駅からバス約15分
18:00長良川の鵜飼伝統漁・観覧船 公式 ↗ 地図 ↗
かがり火を焚いた鵜舟と鵜匠
かがり火に照らされた鵜舟。鵜匠は風折烏帽子姿

1300年以上続く漁法。宮内庁式部職の鵜匠が、かがり火を焚いた舟で12羽ほどの鵜を操り、鮎を獲ります。観覧船に乗って川面から間近に見るのが定番。例年5月11日〜10月15日の開催。何ができる?=船に乗る、かがり火を見る、最後の総がらみ(6艘が横一列で追い込む場面)を見る。

ポイント:9月は日没が早く開始時刻も早まるので、2歳の就寝リズムを崩しにくい。舟の揺れと火と水音の組み合わせは、2歳にも強く印象に残ります。
2歳メモ:観覧船は要予約(人気日は早めに)。船中では必ず座らせて、子ども用ライフジャケットの有無を予約時に確認を。船に乗らず河原から無料で見る選択肢もあり、途中で帰れるぶん子連れにはむしろ現実的です。
所要 2〜2.5時間観覧船 大人3,500円前後雨天・増水で中止あり
DAY 2 | 下呂温泉へ
10:00岐阜 → 下呂(特急ひだ)移動・約1.5時間

特急ひだで飛騨川をさかのぼります。車窓は渓谷とダム湖の連続で、乗っているだけで楽しい区間。

13:00下呂温泉合掌村野外博物館 公式 ↗ 地図 ↗
下呂温泉合掌村に移築された合掌造りの家
白川郷などから移築された合掌造りが並ぶ野外博物館

白川郷・五箇山から移築した合掌造り家屋10棟が並ぶ野外博物館。温泉街から徒歩圏(下呂駅から約20分/バスあり)。何ができる?=合掌造りの中に入る、陶器の絵付けや和紙すきの体験、全長175mの森の滑り台で滑る。

ポイント:白川郷まで行かなくても合掌造りが見られ、しかも滑り台という「2歳が本気で喜ぶもの」がセットになっているのが強い。斜面地なので体力配分は考えて。
2歳メモ:園内は坂と階段が多くベビーカーは不向き、抱っこ紐推奨。滑り台はおとなと一緒に。中学生未満は無料の設定。
所要 1.5〜2時間大人800円前後坂道あり
15:30温泉街さんぽ & 宿の湯温泉・街歩き 公式 ↗ 地図 ↗
飛騨川の河原にある下呂温泉の噴泉池
飛騨川の河原に湧く噴泉池(現在は足湯として利用)

飛騨川ぞいの温泉街。無料の足湯が街なかに10か所ほど点在し、手ぬぐいを持って湯めぐりするのが定番です。何ができる?=足湯をはしごする、温泉たまごを作る、川べりで石を投げる。

ポイント:足湯なら2歳でも数分で「温泉に入った」体験ができる。大浴場が苦手な子でも、ここなら楽しめます。無色透明でぬるっとした湯ざわりが下呂の特徴。
2歳メモ:足湯は熱い場所があるので必ず先におとなが確認を。宿は部屋に内風呂(温泉)があるタイプを選ぶと、時間を気にせず入れて格段にラク。
所要 1〜2時間足湯は無料タオル持参
DAY 3 | 帰路
午前下呂 → 名古屋 → 東京移動

朝風呂に入ってから特急ひだで名古屋へ(約1時間40分)。名古屋で少し時間を取って昼食を済ませると、新幹線が快適です。

Where to stay宿の候補

水明館(下呂)
飛騨川沿いの老舗大型旅館。3つの大浴場と館内施設が充実。館内で完結するので雨でも困らない。
公式を検索 ↗
下呂の客室露天つき旅館
2歳連れなら部屋の風呂が最優先。時間も人目も気にせず入れて、湯冷めの心配も少ない。
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1泊目は岐阜駅前のホテル
鵜飼のあと遅くなるので、初日は岐阜駅前が現実的。翌朝そのまま特急に乗れる。
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🚄 新幹線+特急ひだ(おとな2名往復) 約6万🏨 宿2泊(1泊目ビジネス+2泊目温泉旅館) 約5万⛴ 鵜飼観覧船 約0.7万🎟 現地・食 約1.5万= 合計 約13〜14万

💰 圧縮のコツ:鵜飼を河原から無料観覧にすると0.7万円減。温泉旅館は「1泊2食つき」より素泊まり+温泉街で夕食のほうが、2歳の食事ペースにも合って安く済みます。※料金は時期・曜日で大きく変動します。

🧳 持ち物メモ(2歳との岐阜)

  • 水遊び用の着替え・タオル(水路と足湯で必ず濡れる)
  • 抱っこ紐(石畳・坂・木の階段が多く、ベビーカーだけだと詰む)
  • 朝晩用の羽織りもの(高原・山間は9月でも冷える)
  • 帽子・日焼け止め・虫よけ
  • おやつと飲み物(移動時間が長い区間がある)
  • 常備薬・母子手帳・保険証
Editor's pick

この時期なら「A・郡上八幡、水と踊り」

8月末〜9月頭は、郡上おどりがまだ続いていて人出は落ち着く、いちばんおいしいタイミング。町なかの水路で遊んで、夜は踊りの輪に抱っこのまま混ざる——2歳が主役になれる時間がいちばん多いのがAです。名所をしっかり見たいなら「B・高山と白川郷」運転せず温泉でゆっくりしたいなら「C・鵜飼と下呂」。どれも移動は片道半日以内で、2泊にちょうど収まります。