Family Journeysいつか行きたい / 2026.08.17 配信
稲佐の浜と弁天島
偶然の旅の巡り合い / Discovery

神々の秋、
島根へ。

羽田から1時間半。出雲大社の大しめ縄、日本海に沈む夕日、鳥にさわれる温室、しじみ汁と新そば。人が少なくて、歩きやすくて、写真がきれい。2歳と歩く秋の島根です。

Best season
9〜10月(新そば・涼しさ・夕日)
Flight
羽田から直行 約1時間30分
Stay
2泊3日
Story

旧暦の10月は、全国では「神無月」。ところが出雲だけは「神在月」と呼ばれます。八百万の神さまが出雲に集まってしまうから、よその国から神さまがいなくなる——そういう言い伝えです(実際の神在祭は旧暦なので新暦だと11月下旬あたり)。理屈はさておき、日本中の神さまがわざわざ集まる場所、というだけで、なんだか行ってみたくなりませんか。

その神さまが上陸するとされるのが、稲佐の浜。遠浅の砂浜にぽつんと弁天島が立っていて、夕方になると日本海に太陽がじゅわっと落ちていきます。9〜10月なら日没は18時前後。2歳を寝かしつける前の、ちょうどいい時間です。砂の上をよちよち歩いて、貝殻をひろって、波打ちぎわで足だけ濡らして、それでもう十分満足そうな顔をする。

島根のいいところは、混んでいないこと。出雲大社も松江城も、9月の平日ならベビーカーで悠々と歩けます。そして食べものが安定しておいしい。宍道湖のしじみ汁、秋に出まわる新そばの出雲そば(三段の割子で出てくるやつ)、日本海の魚。子どもはしじみ汁のごはんかけで勝手に完食します。

なぜ、この時期?

島根の秋は「歩けること」がいちばんの価値です。8月は日中30℃超えでベビーカー移動がつらいですが、9月後半〜10月は平均最高気温が20℃台前半まで落ち、出雲大社の長い参道も石見銀山の町並みも、2歳と一緒に無理なく歩けます。梅雨や台風のピークも抜けて晴天率が上がる時期。
食では秋そば(新そば)が9月下旬〜11月に出まわり、出雲そばがいちばんおいしい季節。宍道湖のしじみも秋が身の入る時期です。さらに日没が18時前後になるので、稲佐の浜や宍道湖の夕日を「子どもが寝る前」に見られるのがこの時期の隠れた利点(真夏は19時過ぎで間に合いません)。
そして旧暦10月=神在月という物語がのっている月でもあります。行事そのものは新暦の11月下旬ですが、「神々が集う国」の空気を、混雑の少ない秋の入口に味わうのがいちばん贅沢です。

出雲大社 神楽殿の大しめ縄
過ごし方 A

出雲、神話の海辺

大しめ縄・稲佐の浜の夕日・日御碕。移動が短くて2歳にやさしい王道

出雲大社を中心に、車で5〜20分の範囲だけで完結するプラン。空港から大社まで連絡バスで約35分と近く、初日から動けます。神社・海・灯台と景色がころころ変わるので、子どもも飽きません。

こんな家族におすすめ:はじめての島根/移動を最小にしたい/写真に残る景色が見たい。1日の移動が合計1時間以内におさまり、13〜15時のお昼寝タイムを宿でしっかり確保できます。
エリア紹介|出雲・大社:島根県東部、日本海に面した神話の町。出雲大社の門前に神門通りの商店街がのび、出雲そば・ぜんざい(発祥の地とされます)の店が並びます。町全体がコンパクトで、車があれば主要スポットは半径10km圏内。海が近く、秋は空気が澄んで夕日がきれいです。

Model planモデル行程(2泊3日・日付は自由に)

DAY 1 | 到着 → 門前をぶらり
午前羽田 → 出雲縁結び空港 → 大社移動・約2時間半

羽田から直行便で約1時間30分。空港から出雲大社までは連絡バスで約35分(レンタカーなら約30分)。荷物を宿に預けて、午後の門前さんぽへ。

2歳メモ:国内線は3歳未満なら大人のひざ上で搭乗できます(座席をとる場合は小児運賃)。離着陸時に飲み物を用意しておくと耳が楽です。
15:30神門通り(出雲大社の門前通り)商店街 検索 ↗ 地図 ↗

大鳥居から大社の入口まで約700m続く石畳の通り。出雲そばの店、ぜんざい屋、コーヒースタンド、雑貨店が軒を連ねます。何ができる?=食べ歩き、おみやげ探し、まずは雰囲気に慣れる。

ポイント:初日はここだけで十分。歩道が広くベビーカーで通れるので、飛行機で疲れた体を「歩きながらほぐす」のに向いています。閉店が17時前後の店も多いので、着いたらまず通りへ。
2歳メモ:ぜんざい(出雲が発祥とされます)は甘さ控えめの店も。おそばが食べられなくても、ここなら白ごはん系の選択肢があります。
所要 1〜2時間ベビーカーOK17時前が◎
DAY 2 | 出雲大社と、稲佐の浜の夕日
9:00出雲大社神社・世界的名所 公式 ↗ 地図 ↗
出雲大社 御本殿
大国主大神をまつる御本殿。国宝で、高さ約24m

縁結びの神さま・大国主大神をまつる、日本最古級の神社のひとつ。何ができる?=日本でめずらしい下り参道を歩き、松並木を抜けて拝殿へ。参拝は「二礼四拍手一礼」と、他の神社と作法が違うのが子どもにも説明しやすいポイントです。隣の神楽殿には長さ約13m・重さ5トン超の大しめ縄がかかっていて、実物を見ると2歳でも「おっきい」と声が出ます。

ポイント:境内はほぼ平坦な砂利道で、ベビーカーでも押せます(振動は出るので抱っこ紐との併用が安心)。9時台は人が少なく、写真も撮りやすい。参拝所要は40分〜1時間半で調整可能。
2歳メモ:参拝は無料。境内は広いので、うさぎの石像さがし(境内に多数あります)をミッションにすると歩いてくれます。授乳室・おむつ替えは近くの県立古代出雲歴史博物館など隣接施設が確実。
所要 1〜1.5時間参拝無料朝がすいている砂利道あり
11:00出雲そば(割子そば)名物ごはん 検索 ↗

日本三大そばのひとつ。丸い漆器(割子)が三段重ねで出てきて、上の段から順につゆをかけて食べます。何ができる?=そばの実を殻ごと挽く「挽きぐるみ」の黒くて香りの濃いそばを、秋なら新そばで。

ポイント9月下旬〜11月は新そばの時期で、香りがまるで違います。12時前に入ると待ちが短い。
2歳メモ:そばはアレルギーに注意。うどんや白ごはんを置く店もあるので、入る前にメニュー表で確認を。
13:00宿でお昼寝休憩

いったん宿に戻って昼寝。夕方の稲佐の浜にそなえて体力を回復させます。

16:30稲佐の浜海・夕日 検索 ↗ 地図 ↗
稲佐の浜と弁天島
砂浜にぽつんと立つ弁天島。神々が上陸するとされる浜

出雲大社から車で約5分(徒歩なら約15分)。神在月に八百万の神々が上陸するとされる浜で、砂浜の真ん中に弁天島という岩の島が立っています。何ができる?=砂遊び、貝殻ひろい、波打ちぎわを歩く、そして日本海に沈む夕日。

ポイント9〜10月の日没は18時前後。夏より1時間以上早いので、子どもの就寝リズムを崩さずに夕日が見られます。遠浅で波もおだやか。潮が引いていれば弁天島の根元まで歩けます。
2歳メモ:砂で全身汚れるので着替え一式とビニール袋を必携。足を洗える水は限られるのでウェットティッシュも。トイレは浜の駐車場そばにあります。日が落ちると急に冷えるので上着を。
所要 40分〜1時間無料日没30分前が◎駐車場あり
DAY 3 | 日御碕へ、そして帰路
9:30出雲日御碕灯台灯台・絶景 検索 ↗ 地図 ↗
出雲日御碕灯台
石造灯台としては日本一の高さ、約44m

出雲大社から車で約20分、断崖の上に立つ白い灯台。石造の灯台としては日本一の高さ(約44m)で、明治36年から現役です。何ができる?=灯台まわりの遊歩道さんぽ、日本海と断崖のパノラマ、海鳥ウォッチング。近くには朱塗りが美しい日御碕神社もあります。

ポイント:灯台の内部は163段のらせん階段なので2歳連れは無理せず外から。周辺の遊歩道は平坦で見晴らしがよく、それだけで十分絶景です。午前は逆光になりにくく写真がきれい。
2歳メモ:崖ぎわは柵があっても風が強い日は要注意。手をつなぐか抱っこで。売店・トイレは灯台前の駐車場エリアに。
所要 1時間周辺散策は無料登楼は別料金・幼児不可の場合あり風対策を
午後空港へ → 帰路移動

日御碕から空港までは車で約50分。空港の売店で出雲そば・しじみ・ぜんざいのおみやげを最後に。

Where to stay宿の候補

いにしえの宿 佳雲(出雲大社前)
神門通り近くの和風旅館。大社まで歩ける立地で、昼寝のためにいったん戻れるのが子連れには大きい。
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お宿 月夜のうさぎ(出雲大社前)
同じく門前エリアの宿。うさぎモチーフで子どもが喜ぶ。夕日を見に出て戻るのがラク。
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出雲市駅前のビジネスホテル
価格重視ならこちら。飲食店とコンビニが多く、和室・ファミリールームのある宿も。大社まで車で約20分。
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✈️ 航空券(おとな2・幼児ひざ上) 4〜7万🏨 宿2泊 3〜6万🚗 レンタカー2日 1〜1.5万🍜 現地・食 2〜3万= 合計 10〜17万

💰 予算めやす:合計10〜17万円(時期・宿のグレードで大きく変動)。圧縮のコツ=①航空券は早割(JALの先得系)を2〜3か月前におさえる ②宿は門前の旅館ではなく出雲市駅前のホテルにして食事は外で ③レンタカーを軽自動車に。逆に旅館の夕食つきにすると1泊あたり+1.5〜2万です。連休・年末年始は航空券も宿も大きく上振れします。

松江城天守
過ごし方 B

松江でゆるり、水の都

鳥にさわれる温室、お堀の舟、宍道湖の夕日。雨でも成立する組み立て

出雲より東、宍道湖のほとりの城下町・松江を拠点にするプラン。屋内施設が多いので雨の日でも計画が崩れません。舟に乗る・鳥にさわる・庭を眺めると体験の種類がばらけていて、2歳が退屈しにくいのが特長です。

こんな家族におすすめ:天気に左右されたくない/温泉宿でゆっくりしたい/神社より「体験もの」が好き。玉造温泉に泊まれば、昼は観光・夜は温泉という王道の型がそのまま使えます。
エリア紹介|松江:宍道湖と中海にはさまれた水の都。国宝・松江城を中心に武家屋敷の残る城下町で、街なかにお堀がめぐります。名物はしじみ汁と宍道湖七珍(すずき・うなぎ・しらうお等)、和菓子。空港から車で約35分、出雲大社からは車で約50分です。

Model planモデル行程(2泊3日・日付は自由に)

DAY 1 | 到着 → 鳥とお花の温室へ
13:30松江フォーゲルパーク花と鳥の公園・屋内 公式 ↗ 地図 ↗
松江フォーゲルパークのペリカン
園内で暮らすペリカン。屋内展示が多く雨でも楽しめる

空港から車で約20分、宍道湖を見おろす丘に建つ「花と鳥の楽園」。何ができる?=天井から吊るされたベゴニア・フクシアの巨大な花のカーテンを歩く、ペンギンのお散歩を間近で見る、フクロウやタカの飛行ショー、そしてオオハシやペンギンに直接エサをあげる体験

ポイント:ここの最大の強みは展示のほとんどが温室・屋内で、通路が屋根つきの動く歩道でつながっていること。雨でも風でも、暑くても寒くても快適に回れます。動物園に行っても遠くて見えない…がここでは起きず、鳥が手の届く距離にいます。
2歳メモ:屋内中心なのでベビーカーで全域を回れます(動く歩道あり)。幼児は入園無料の設定(大人はおよそ1,600円前後)。鳥が近づいてくるので、こわがる子は抱っこで様子見を。
所要 2〜3時間雨でも◎ベビーカー全域OKふれあい多数
17:00宍道湖の夕日夕景 検索 ↗ 地図 ↗
宍道湖
夕日の名所として知られる宍道湖。湖面が真っ赤に染まる

日本有数の夕日スポット。湖の西側に嫁ヶ島という小さな島が浮かび、その向こうに太陽が沈みます。何ができる?=湖岸の遊歩道を散歩しながら夕日を見る。フォーゲルパークから車で約20分で市街地側の湖岸へ。

ポイント秋は空気が澄んで湖面が鮮やかに焼けます。湖岸は柵つきの遊歩道で歩きやすく、駐車場(とるぱ)から数分。9〜10月なら18時前後の日没で、宿に戻って夕食にちょうどよい時間です。
2歳メモ:湖岸は風が抜けるので夕方は冷えます。羽織るものを1枚。ベビーカーで平坦に移動できます。
所要 30〜40分無料日没20分前に到着
DAY 2 | お堀の舟と、国宝の天守
9:30松江堀川めぐり(遊覧船)舟・体験 公式 ↗ 地図 ↗
屋根を下げて橋をくぐる堀川めぐりの遊覧船
低い橋の下では屋根が下がり、全員で頭を下げてくぐる

松江城のお堀を、小さな屋根つきの舟でぐるりと一周する遊覧船(約50分)。何ができる?=船頭さんの語りを聞きながら、武家屋敷や石垣を水面から眺める。名物は低い橋をくぐるとき、船の屋根が油圧でぐーっと下がって全員で頭を下げる瞬間。ここで毎回、子どもがいちばん笑います。

ポイント1日乗船券なので3つの乗船場でいつでも乗り降り自由。松江城を見たあとにもう一度乗って宿の近くで降りる、という使い方ができます。座って進むので子どもの体力を消費せず、次のスポットに元気を残せる。
2歳メモ:ひざの上でも大丈夫ですが、舟の上は歩けないので飽き対策におやつを。屋根つき・こたつ船(冬)など天候対策あり。ベビーカーは乗船場に置いて乗ります。おとな約1,600円前後、未就学児の扱いは公式で確認を。
所要 50分(1周)1日乗り放題雨でも運航要トイレ済ませ
11:00松江城(国宝天守)城・公園 公式 ↗ 地図 ↗

現存12天守のひとつで、国宝。黒い下見板張りの重厚な姿から「千鳥城」とも呼ばれます。何ができる?=天守最上階から松江の街と宍道湖を一望、城山公園を散歩。

ポイント:天守内部は階段が非常に急なので、2歳連れなら公園の散策と外観の見学だけでも十分。城山公園は木陰が多く、秋なら気持ちよく歩けます。堀川めぐりの乗船場(ふれあい広場)がすぐ近くで、セットで回るのが定石。
2歳メモ:天守に上がるなら抱っこ必須(ベビーカーは入口に預ける)。公園部分は無料で、広場で走り回れます。
所要 1〜1.5時間公園は無料天守は急階段徒歩+抱っこ
13:00宿でお昼寝 → 温泉休憩

玉造温泉なら松江城から車で約20分。午後は宿に戻ってお昼寝、起きたら温泉へ。

DAY 3 | 日本一の庭園を眺めて、帰路
9:30足立美術館(安来市)美術館・庭園 公式 ↗ 地図 ↗
足立美術館の枯山水庭
米国の日本庭園専門誌で20年以上連続日本一に選ばれた庭園

松江から車で約40分。横山大観のコレクションで知られる美術館ですが、真の主役は庭園。米国の専門誌の日本庭園ランキングで20年以上連続1位に選ばれ続けています。何ができる?=窓枠を額縁に見立てて庭を「絵」として眺める、5万坪の白砂青松庭・枯山水庭をガラス越しに歩く。

ポイント:ここは庭に降りずに屋内から眺める設計なので、2歳が走り出しても庭を荒らす心配がなく、雨でも濡れません。館内はバリアフリーで平坦。所要も1時間で切り上げられるので、帰路の前にちょうどいい。
2歳メモ:おとな約2,300円、幼児は無料。ベビーカー貸出・授乳室・おむつ替え台あり。静かな館内なので、機嫌が悪い時間帯は避けて午前の早い時間に。
所要 1〜1.5時間幼児無料全館バリアフリー雨でも◎
午後空港へ → 帰路移動

足立美術館から出雲縁結び空港までは車で約1時間10分。米子鬼太郎空港(車で約50分)を使う手もあります。

Where to stay宿の候補

玉造温泉の旅館(佳翠苑 皆美 ほか)
日本最古級とされる名湯。「美肌の湯」で知られ、家族風呂や部屋食対応の宿もあり子連れに向く。松江市街まで車で約20分。
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松江しんじ湖温泉の宿(なにわ一水 ほか)
宍道湖のほとりで、部屋から夕日が見える宿も。松江城まで車で約10分と観光の起点に便利。
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松江駅前のホテル
価格重視・自由行動重視なら。飲食店とコンビニが充実し、朝食つきでも安価。
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✈️ 航空券(おとな2・幼児ひざ上) 4〜7万🏨 温泉宿2泊(2食つき) 6〜10万🚗 レンタカー2日 1〜1.5万🎟 入館・乗船・食 2〜3万= 合計 13〜21万

💰 予算めやす:温泉旅館に2泊するとこのプランがいちばん高くなります(13〜21万円)。圧縮のコツ=①温泉旅館は1泊だけにして、もう1泊は松江駅前のホテル(差額で1.5〜3万下がります) ②夕食つきを1泊だけにする ③レンタカーではなく市内は「ぐるっと松江レイクライン」バス+堀川めぐりで回る。料金・営業時間は時期で変わるので予約前に各公式で確認を。

石見銀山 大森の町並み
過ごし方 C

石見へ、少し足をのばす

シロイルカのバブルリング、世界遺産の町並み、湯けむりの港町

島根県西部=石見(いわみ)エリアへ。人がぐっと少なくなり、世界遺産の町並みと、日本海の水族館と、1300年続く温泉が並びます。移動距離は長めですが、その分「他の人が行っていない場所に来た」感がいちばん強いプランです。

こんな家族におすすめ:混雑がとにかく苦手/水族館が好き/運転が苦にならない。移動中に昼寝をさせてしまえば、2歳連れでも回せます。逆に「1日の移動2時間以内」を厳守したい日はAかBを。
エリア紹介|石見(大田・浜田):島根県の西半分。かつて世界の銀の約3分の1を産出したとされる石見銀山(世界遺産)を中心に、日本海沿いに小さな港町が点在します。海の幸が濃く、宿代・食事代が県東部より安いのも特徴。出雲市から大森(石見銀山)まで車で約1時間20分。

Model planモデル行程(2泊3日・日付は自由に)

DAY 1 | 到着 → シロイルカに会いに
13:30しまね海洋館アクアス(浜田市)水族館・屋内 公式 ↗ 地図 ↗
シロイルカのバブルリング
アクアス名物、シロイルカが吐き出す「幸せのバブルリング」

出雲縁結び空港から車で約1時間40分。中国地方最大級の水族館で、名物はシロイルカ(ベルーガ)が水中で輪っかを吹く「幸せのバブルリング」。何ができる?=バブルリングのパフォーマンス、ペンギン館、日本海の魚たち、アシカ・アザラシ。

ポイント:真っ白でまるっこいシロイルカは、2歳から見ても圧倒的に「かわいい」形をしていて反応がいい。さらに隣接の「アクアスランド」は大型木製遊具のある無料の公園で、水族館で静かにしたあとに思いきり体を動かせます。この「見る→走る」の組み合わせが子連れに効きます。
2歳メモ:おとな約1,600円、幼児は無料。館内は完全にベビーカーOK・授乳室あり。パフォーマンスは時間が決まっているので、到着したらまず時刻表の確認を。
所要 2〜3時間幼児無料雨でも◎隣に無料の大型遊具
DAY 2 | 世界遺産の町を歩く
9:30石見銀山 大森の町並み世界遺産・町歩き 検索 ↗ 地図 ↗

2007年に世界遺産に登録された石見銀山遺跡の中心にある、江戸期の町並みがそのまま残る集落。何ができる?=武家屋敷や商家(熊谷家住宅)の見学、細い通りの散策、古民家をつかったパン屋・カフェ・雑貨店めぐり。全長約800mほどで、のんびり歩いて往復1時間半。

ポイント町並み地区は自動車の乗り入れが制限されているので、子どもと歩くのに安全。舗装された平坦な道でベビーカーも押せます。観光地化されすぎていない静けさが、この町のいちばんの魅力です。
2歳メモ:飲食店の数は多くないので、ランチは時間を早めに。トイレは町の入口(世界遺産センター側)と町なかに点在。
所要 1.5〜2時間散策は無料車の進入制限ありベビーカーOK
11:30龍源寺間歩(りゅうげんじまぶ)坑道・見学 検索 ↗ 地図 ↗
龍源寺間歩の坑道
ノミの跡が残る江戸時代の坑道。一般公開されている数少ない間歩

「間歩」とは銀を掘った坑道のこと。石見銀山には600以上あり、そのうち常時公開されている代表格がここ。大森の町並みから徒歩約40分(レンタサイクルなら約15分)。何ができる?=江戸時代のノミの跡が壁にそのまま残る坑道を、約160m歩いて通り抜ける。ひんやりした空気と手掘りの跡が、当時の労働をなまなましく伝えます。

ポイント:坑道内は大人がかがむ場所もあるほど天井が低く、幅も狭いので、2歳は抱っこ推奨(ベビーカーは入口に置きます)。所要20分程度と短く、暗所が苦手なら町並み散策だけでも満足できるので、無理せず判断を。
2歳メモ:入場は約410円、未就学児は無料の設定。坑道内は年間を通じて涼しく(15℃前後)、夏でも上着があると安心。町並みから間歩まではベロタクシーやレンタサイクル(電動あり)が便利です。
所要 20〜30分約410円抱っこ推奨坑道は涼しい
13:00宿でお昼寝 → 温泉休憩

大森から温泉津温泉までは車で約25分。午後は宿でゆっくり。

DAY 3 | 湯けむりの港町、そして帰路
9:00温泉津温泉(ゆのつおんせん)温泉街・世界遺産 検索 ↗ 地図 ↗
温泉津温泉の街並み
温泉街としては全国唯一、重要伝統的建造物群保存地区に選定

石見銀山で採れた銀を積み出した港町であり、1300年の歴史をもつ温泉地。温泉街として全国で唯一、重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。何ができる?=木造の旅館が並ぶ細い通りの散策、共同浴場「元湯 泉薬湯」「薬師湯」での湯めぐり、港の散歩。

ポイント:観光客が少なく、「昭和で時間が止まったような温泉街」がそのまま生きているのがここの価値。通りが短く(歩いて10分ほど)、坂も少ないので2歳連れの朝さんぽにちょうどいいサイズです。
2歳メモ:共同浴場の湯はかなり熱め(元湯は源泉そのままで45℃前後になることも)。子どもは宿の風呂のほうが安心です。おむつがとれていない子は共同浴場の利用可否を各施設で確認を。
所要 1時間散策は無料共同浴場は熱め朝がすいている
午後空港へ → 帰路移動

温泉津から出雲縁結び空港までは車で約1時間20分。萩・石見空港(車で約1時間20分)から羽田に戻るルートもあり、行き=出雲/帰り=石見のオープンジョーにすると移動がぐっと減ります。

Where to stay宿の候補

温泉津温泉の旅館(輝雲荘 ほか)
歴史ある温泉街の小規模旅館。部屋食や家族風呂のある宿もあり、静かに過ごしたい家族向け。石見銀山まで車で約25分。
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有福温泉/浜田市街のホテル
アクアス側に泊まるならこちら。浜田市街はビジネスホテルが多く価格が安定。海鮮のおいしい店も。
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✈️ 航空券(おとな2・幼児ひざ上) 4〜7万🏨 宿2泊 3〜7万🚗 レンタカー2日(必須) 1〜1.5万🎟 入館・入坑・食 1.5〜2.5万= 合計 10〜18万

💰 予算めやす:宿代・食事代が県東部より安く、10〜18万円とAプランと同水準におさまります。注意点=このプランはレンタカーがほぼ必須(公共交通が少ない)。圧縮のコツ=①帰りを萩・石見空港にして移動時間と燃料を削る ②宿は温泉旅館1泊+浜田市街のホテル1泊に分ける。料金・営業時間は時期で変動するため、予約前に各公式で確認を。

🧳 持ち物メモ(秋の島根 × 2歳)

  • 薄手の上着(朝夕と湖岸・海辺は冷えます)
  • 砂浜用の着替え一式+ビニール袋(稲佐の浜)
  • 歩きやすい靴+抱っこ紐(砂利道・急階段・坑道用)
  • おやつ・飲み物(店の少ないエリアがあります)
  • ウェットティッシュ・おむつ多め(屋外スポットが多い)
  • 常備薬・母子手帳・保険証/折りたたみ傘(山陰は秋も雨が降ります)
Editor's pick

この時期なら「A・出雲、神話の海辺」

秋の島根でいちばん贅沢なのは、18時前後に沈む稲佐の浜の夕日です。真夏は日没が19時を過ぎて子どもの就寝に間に合いませんが、9〜10月ならお昼寝のあとにゆっくり出かけて、暗くなる前に宿へ戻れます。移動も少なく、新そばの季節でごはんもおいしい。天気が読めない日程なら「B・松江」(屋内施設だけで組み直せます)、混雑を避けて遠くまで行きたいなら「C・石見」を。